学校 × 動画 × AIのハイブリッド型の教育


  2005年にYoutubeが設立され、2010年頃から教育関係の動画がアップされるようになった。それ以降、スポーツでも料理でも様々なチュートリアルがアップされ、ユーザーはそれを見て、真似し、学べるようになった。

 2022年に対話型AIのChatGPTが公開され、一般ユーザーが使用できるようになった。AIは、ネット上にある情報なら言語問わず自動で集めてきて、個人の学びのレベル、スピードに合わせてわかりやすく説明してくれている。そして学問、技能、心理、人間関係など全領域においてとても物知りな先生が、いつも生徒のそばにいて質問に答えてくれる状態となっている。

 AIは動画分析も行っているので、例えばスポーツの動きを自分で撮影し、アップし、どこの動きを改善すれば良いのかなどAIが分析して改善点を説明してくれる。そうして個人の好奇心や探究心を自分のペースで深掘りできるようになっている。

 Prout Academyでは、子供の脳が発達段階ということもあり、選択授業では手書きでの読み書きや四則演算を基本とする。ただパソコンも使い、動画やAIも使用しても学ぶ。すでに子供はYoutubeでスポーツの技術動画を検索し、動きを真似して新しい技を習得している。知識の面でもAIに聞けばなんでも答えてくれるので、良い先生になっている。


 ただどうしても近くにいる人間の先生が教えてくれたほうがわかりやすいこともあり、目の前で実践してもらったほうが腹落ちすることもある。

 従来の学校教育が一斉指導だったのに対し、AIでの学びはより個人的なものへ向かっている。これは誰もが好奇心に従って好きなことを学ぶというProut Academyとも相性が良い。よって子供たちにはAIや動画を使って自分で成長していけるよう促していく。


 次の表は「従来型 ・ YouTube型 ・ 対話型AIの教育スタイルの比較表」

項目

従来型教育

動画チュートリアル型(YouTube)

AIチューター型(例:ChatGPTなど)

教える人

先生(学校)

多様な実践者(YouTuber、プロ)

AI(パーソナルな知識ガイド)

学びのスタイル

一斉指導、教科書中心

実践的、興味主導、動画視覚型

対話型、個別最適化、自分のペースで学習

内容の深さ・専門性

教科ごとに標準化

実務・現場寄り(ピンキリ)

学術〜実務まで幅広く対応。深掘りも可能

理解への対応

わからなくても先に進む

わからない所は巻き戻す/コメントで質問

理解度に応じて例え・再説明・クイズ対応など

ペース

クラス全員に合わせる

自分で選べるが一方通行

完全に個人に合わせたスピード

質問のしやすさ

緊張・恥ずかしさがあることも

コメント欄はあるが返答が遅い/曖昧

何度でもOK、恥ずかしさゼロ、即レス

動機づけの源

評価・義務・ルール

好奇心・趣味・憧れの人

興味・目的に合わせて伴走してくれる

学びの姿勢

受動的(教えられる)

半能動的(選ぶが受け取る)

能動的(問い・対話を軸に深めていく)

教育の主語

教師

コンテンツ提供者

学習者本人

情報のアップデート頻度

カリキュラム更新に時間がかかる

比較的早いが正確性にバラつきあり

基本は最新情報にアクセス可能(Web連携時)

学びの範囲

教科内、国家基準

実用・趣味・技術寄り

全領域(学問、技能、心理、人間関係など)


 こういった視点で見るとどれか一つが良いのではなく、「学校 × 動画 × AI」のハイブリッド型の教育をProut Academyでは行う。

Prout Academyの教育の三本柱:

①「学校」:  

 人との関わり、社会性、共感、ルール、基礎リテラシー(読み書き、会話、生活技術)


②「動画」:  

 スポーツ、料理、工芸、音楽など体感的スキルの模倣と練習


③「対話型AI」:  

 知識の整理、深堀り、質問、壁打ち、個別化された理解の支援

 これは子供だけでなく大人も当てはまる。そのためプラウトヴィレッジでは人が集まる学校や場所を作り、様々な年齢の人が自然と交流できるようにする。こうして自ら学んでいける子供は1人で学んでいき、できない子供にはスタッフがサポートする。



「AI時代における教訓」

・人間の指示をAIが正しく受け取らないことがあり、誤字や計算間違いをする。よってAIの答えを疑い、自分で確認する能力が必要。AIは責任を取れず、人間が責任を取ることになることが前提となる。

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