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⚫︎文明の繁栄と衰退のパターン⚫︎持続可能な社会プラウトヴィレッジ 第三版
⚫︎自我から意識へ
⚫︎信仰の起源
⚫︎この世の法則と構造
プラウトヴィレッジは資本主義、社会主義に代わる社会制度で、お金が存在しない仕組み。持続可能な社会でもある。
戦争、貧困問題、自然破壊、気候変動、感染症と世界中でたくさんの社会問題が発生し続けている。一つずつの解決策を考えていると、平和な社会の実現ははるか遠くに思える。しかし、それらの問題の根本原因となっているある一点に気づけば、実は解決策はシンプルであることが見えてくる。その根本原因とは「お金の仕組み」のことで、あらゆる社会問題は、直接的、間接的にお金と関係している。
例えば国と国が争うのも国益を優先してのことで、資源を奪い、それをお金に変える。政治が腐敗する時も権力と高給、賄賂(わいろ)など何かしらお金が関係している。企業は商品を作って利益を得続けなければ存続できないので、原料となる資源の枯渇はやまない。自然破壊の問題も、破壊を行う企業の社員は一般市民で、お金を得て生活する必要があるので、自然破壊とわかっていても働くことはやめられない。気候変動と温暖化の原因は様々考えられているが、二酸化炭素の世界的な排出量増加は人間の経済活動つまりお金を稼ぐ活動が活発化したため。森林伐採の問題も、個人や企業が自由に土地を購入できてしまい、場合によってはそこの樹木や土地でお金儲けをするため木は切られ続ける。海の魚などの乱獲と生態系の変化についても、合法、非合法にかかわらず漁師も魚を取ってお金を稼がなければ生活できないので漁を続けるしかない。ゴミ問題も、例えばスーパーマーケットで売られる食品を作る企業は、消費者に気に入ってもらってお金を稼ぎ続けなければ経営が続かないので、過剰なビニール包装などで商品の見栄えと安全を強調する。その分、家庭からのゴミの量は増え、焼却しきれないゴミも増え、川や海に捨てられるゴミも増える。電化製品なども、商品を多めに作っておいて消費者がすぐ購入できる状態にする。客を待たせて利益を逃すよりは良いからだが、それによって捨てられる在庫が増える。企業の長時間労働の問題も、社員は給料を得て生活を維持しなければならないので、会社から残業を命じられれば従わざるをえなくなる。所得格差の問題も、そもそもお金を稼ぐことに長けた人とそうでない人がいるので、これを防ぐ手立てはない。それは運動が得意な人と苦手な人がいることと同じ。また窃盗や麻薬販売者がなくならないのも、それで利益を得て生活費を稼ぐことができるから。路上生活者が世界中に存在するのもお金がないため。日本の人口減少と少子化の問題も、将来的に労働力が減り、国としての競争力が落ちることで国益・利益が減ることが問題となっている。年金の受給額の減少や年金制度の崩壊も、お金にまつわる問題。自然災害によって街が破壊された時も復興にはお金が必要となる。感染症の問題も、人々は仕事をして給料を稼がなければならず、そのため人と接触するので感染が広がる。
世界中の多くの人が解決策を考えてきた。しかし社会問題の数は、減るどころか山積みとなっている。これらの根本的原因は結局のところ、お金で生活を成り立たせている貨幣社会が不完全なため。この部分を変えなければ、問題はいつまでたってもなくなることはない。そのために、人間は自分達の生き方を考え直す必要がある。それは、何のために生き、どのようにして暮らしていかなければならないかということ。
プラウトヴィレッジは持続可能で人間の能力が最大限に発揮される社会の在り方で、貨幣がない社会。資本主義社会では金銭を得るため定年まで一日長時間働かなければならないが、地域社会が中心となり、地域の住民分だけ生産する社会に移行すれば、必要最低限の公共事業と資源の採集で事足りる。
生活品が無償で与えられれば怠け者が生まれるという意見もあるが、怠け者が生まれる時は、嫌なことをさせられている時であり、それは生活費を稼ぐために仕方なく働かなければならない貨幣社会だからこそ多く生まれる。嫌な勉強を無理矢理させれば子供も怠けるが、放課後になれば好きなことをして活動的に過ごす。これは大人も同じ。プラウトヴィレッジではのんびり過ごす人が増える。
プラウトヴィレッジを作れば、世界中で見られる陸・海・空の環境破壊や社会問題はなくなる。しかし人間にとっては別の問題が残る。それは人間の人生は、怒り、後悔、不安、嫉妬、劣等感などの苦しみに満ちており、それらは人間の自我(エゴ)が原因となっている。この自我があることで思考し、思考が苦しみを生む。この思考を静めて無心になれば、苦しみが消える。それは意識を一点に集中させることで可能となる。この継続によって無心が習慣化され、心穏やかな人生を作り出す。つまりプラウトヴィレッジでは、人間の内面と外面の両方に取り組む。
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